議会報告

地球温暖化対策は待ったなし、碧南火力発電所など抜本対策を    2026年8月議会 決算特別委員会

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【しもおく奈歩議員】  あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)では、2030年度の温室効果ガス総排出量を2013年度比で46%削減する目標や、2030年度までに再生可能エネルギーの導入発電容量を580万kWとする目標をかかげています。

2025年(令和7年)までの主要な指標の到達について、お示しください。その結果を踏まえて、2030年までの目標達成についてはどのような課題認識を持ったのか、達成への見通しはあるのか、改善強化すべき点はどこか、など到達を踏まえた課題認識も合わせてお聞かせください。

【地球温暖化対策課担当課長】 本県の温室効果ガス排出量は、2013年度比で2030年度46%削減とする目標に対して、最新の推計値となる2023年度の値は6,874万トン、2013年度比では16.6%減となっており、算定を始めた1990年度以降の最小値となっている。

また、再生可能エネルギー導入量は、2021年度比で2030年度に1.7倍、580万kWとする目標に対して、2024年度の導入量は2021年度比で約1.2倍、約407万kWと着実に増加している。

温室効果ガス排出量の目標は本県にとって非常に高い目標であり、目標の達成に向けては、産業、業務、家庭など全ての部門において対策を進めることが必要と考えている。

今後も、あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)に基づき、徹底した省エネルギーと再生可能エネルギーの導入拡大を加速するとともに、愛知発の脱炭素イノベーションの推進や水素の利用拡大などに取り組んでいく。]

【しもおく奈歩議員】  個人の努力や家庭での削減も必要ですが、愛知は特に産業分野が大きな課題です。県内で排出量が特に多い事業所はどういうところでしょうか。排出量が大きい順ワースト10をお示しください。

【地球温暖化対策課担当課長】 国の地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく、温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度によれば、2023年度の排出量が多い10事業所は、鉄鋼業が5事業所、化学工業が2事業所、石油製品・石炭製品製造業、電気業、窯業・土石製品製造業が各1事業所となっている。

*トップ10表添付]温室効果ガス排出量

【しもおく奈歩議員】 排出量では、JERA碧南火力発電所など石炭火力の比重が大きいと思います。基本的に燃やさず発電する方向へ大きく転換する必要があると指摘しておきます。

排出量を抑制することとあわせて、森林による吸収量を増やしていくことも重要です。東三河の山間地域の生活と生業を支えることは、温暖化対策としても重要です。

ところが、愛知県の森林吸収量の推移をみると長期的には低下傾向にあるようです。温暖化対策に果たす森林の役割、温暖化ガスの森林吸収量の推移をお示しください。

【地球温暖化対策課担当課長】 森林は、樹木の成長を通じて大気中の二酸化炭素を吸収・固定することにより、地球温暖化対策に重要な役割を果たしている。

本県の森林吸収量については、2014年度の約44万トンから、最新の2023年度は約39万トンと、この10年間で約5万トン減少している。

【しもおく奈歩議員】  森林吸収量が減ってきている原因についてはどのように分析し、どんな対策を立ててきましたか。

【地球温暖化対策課担当課長】 国によると、人工林の樹齢構成に偏りがあり、成長量の多い若い森林が徐々に少なくなっていることから、年間の森林吸収量が減少傾向に入っているとされている。

本県としては、戦略に基づき、農林基盤局が中心となって、森林の整備・保全を推進するとともに、県産木材の利用拡大による二酸化炭素の貯蔵等の取組を進めていく。

【しもおく奈歩議員】 森と緑の保全が現在の対策では不十分だと指摘せざるを得ません。東三河地域などでの森林資源の保全活用にもっと力を入れることが必要だと指摘しておきます。

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