【しもおく奈歩議員】 第33号議案 愛知県児童厚生施設条例の一部改正について。 海南子どもの国のプールについて、利用者の減少や設備の老朽化が進んでいることを踏まえて廃止すると理由にあげています。まず、5年間の利用者の推移をお示しください。
【子育て支援課担当課長(政策)】プール施設の利用者数については、2020年度6,839人、2021年度8,313人、2022年度6,711人、2023年度8,336人、2024年度9,629人となっています。
【しもおく奈歩議員】 海南こどもの国のホームページをみると、児童厚生施設(児童遊園)一児童福祉法による施設で、児童館のようなこどもを育てる環境を整える目的を持っています。と書いてあります。 まず、児童福祉法第一章総則の第二条の部分を読み上げてください。
【子育て支援課伊藤担当課長(政策)】 第一項「全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。」。 第二項「児童の保護者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う。」。 第三項「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。」。以上です。
【しもおく奈歩議員】 読み上げていただいた第二条に続く第三条では、「前二条に規定するところは、児童の福祉を保障するための原理であり、この原理は、すべて児童に関する法令の施行にあたって、常に尊重されなければならない。」と大事なことが書かれています。
「児童福祉法」などを補完する、子ども基本法のなかでも子どもの最善の利益に触れている部分があります。基本理念の第3条4項を読み上げてください。
【子育て支援課伊藤担当課長(政策)】「全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されること。」。以上です。
【しもおく奈歩議員】 子どもの最善の利益とは「子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考える」ことです。海南子どもの国が、児童福祉法による施設であるならば子ども基本法の内容も尊重されるべきだと思いますが、県の認識を伺います。
【子育て支援課担当課長(政策)】海南こどもの国は、児童福祉法第40条に規定する児童遊園であり、「児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的とする施設」であす。
一方で、こども基本法第2条では、「こども施策」の定義として、「こどもの健やかな成長に対する支援」を挙げており、海南こどもの国の運営も当然に「こども施策」の一つであると考えています。
また、先ほど答弁したこども基本法第3条では、「こども施策」を行う際の基本理念が定められており、「こども施策」である海南子どもの国の運営にあたっても、同条に規定される各理念を踏まえる必要があるものと認識しています。
【しもおく奈歩議員】 プールは、子どもたちにとって大事な遊び場の一つです。プールの存続に関わって子どもの意見は聞かれたのでしょうか?意見表明権の機会はあったのでしょうか。伺います。
【子育て支援課担当課長(政策)】子どもの意見を聴取することについては、どのようなタイミングで、どのようなことを聴取するのかについて、それぞれ必要なタイミングで行うものと考えており、今後のプールの跡地の活用方法につきましては、海南こどもの国を利用する子どもや子育て家庭のご意見を伺うために、今後アンケートやワークショップを実施することとしています。
【しもおく奈歩議員】 子どもの最善の利益を考える立場にたつなら、プールは廃止すべきではありません。地元からは、子どもたちが行きやすいプールだったと伺いました。ただ、近年は猛暑であったり、プールが汚かったりということで近隣のプールに行く方もいたようです。市民としてはきちんと管理された室内のプールでの復活を望む声もあると聞いています。 廃止するのではなく、子どもも含めて市民の声も聞きながらプール営業再開をすべきではないでしょうか?答弁を求めます。
【子育て支援課伊当課長(政策)】海南こどもの国のプールについては、ピークであった1992年度の約3万人から約3分の1に利用者が減少している。また、設備の不具合による漏水の発生により、今年度の営業を中止したところである。
長年にわたりご利用いただいてきたが、1991年の使用開始から34年が経過し、こうした設備や建物全体の老朽化が著しく、今後の大規模改修等に多額の費用が必要と想定されるため、廃止したいと考えています。
先ほども申し上げたが、廃止後における、跡地の活用方法については、子どもや子育て家庭のご意見を伺うために、アンケートやワークショップを実施し、また、地元関係者の意見も丁寧に伺いながら、検討を進めてまいりたいと考えています。
【しもおく奈歩議員】 児童厚生施設として役割を果たすために、子どもの権利を保障する立場に立って施設の維持管理、使いやすい施設にすることに力を尽くしていただくことを求めて質疑を終わります。