2020年度県予算の執行はじまる
2019年2月議会。わしの恵子議員（当時）は、一般質問で、県立学校のトイレやクーラーなどの教育環境整備で、質問しました。
【わしの議員】・・・大村知事は、新年度予算案の提案理由説明で、「教育立県あいち」を強調されました。調べてみると、知事は２０１１年の知事就任以来、予算議会である２月定例議会では必ず「教育立県あいち」をめざすとして、予算主旨を説明しています。そこで、県立高校の教育環境整備について質問します。・・・
【教育長】・・空調設備については、障害のある子どもたちの身体的な負担を考慮して、特別支援学校の全ての普通教室及び特別教室に設置することとし、当初の計画を前倒しして、普通教室は概ね本年度夏、特別教室は来年度夏までの完了を目指して鋭意整備を進めております。・・・高校については、今後も、トイレの洋式化を含めた校舎等の老朽化対策に多額の費用負担が見込まれますことから、まずは、これにしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。・・・
そして、2020年度の予算では、【2020年度県予算参考資料】（下表）で「教育環境の整備を図ります」と、県立高校２０９４カ所のトイレの洋式化（5年間）、特別支援学校の全ての普通教室・特別教室１７４０室の空調化を明らかにしました。 これらの改善は、日本共産党県議団がこの4年間、何回も視察や懇談、本会議や委員会での質問、また、本村伸子衆議院議員の国会質問や馳文科省大臣（当時）の現地視察 のなどを通じて実現したものです。
「教育費の予算があまりにも少ない」
「2016年2月議会本会議 わしの恵子議員一般質問」
日本共産党共産党議員団（2名）の本会議での一般質問の年間回数は2回しかありません。わしの議員は初めての本会議質問（2016年2月）で愛知の教育行政に多くの時間を割き、特に、県立高校・特別支援学校の教育環境の整備を迫りました。以下は、一般質問の内容（抜粋）とその直後に県民に配布された「議会報告」（発行：共産党県議団）の抜粋です。
【わしの議員】・・・学校施設が古くて教室の雨漏りや、トイレの酷さ、冷房の未設置など、数え上げればきりがありませんが、その原因は教育費の予算があまりにも少ないからではないでしょうか。 文科省の調査では、愛知県の高等学校全日制過程生徒一人当たりの経費は、２０１１、１２年度は４７都道府県中４７位、２０１３年度は４６位と全国最低クラスです。仮に全国の平均水準に到達するには、単純に計算すると年間、約２５０億円の増額で県下の高等学校の日常の運営や教育環境が大きく改善されます。・・ 春日台特別支援学校を視察しました。・・・教室の暖房設備は古く、ボイラーで沸かしたお湯を蒸気にして部屋を暖めるのですが、ほとんど効果もなく、子どもも先生も上着を着ていました。小学低学年の子どものお母さんから、「教室が寒くて子どもも先生も防寒着を着て授業をやっている、なんとかならないですか」と、切々と声が届いたばかりです。 また暑い夏も冷房のない教室では子どもたちは保冷剤を首に巻くそうです。トイレも県立高校に負けないくらいの古さで、「何とかならないかしら」と先生がつぶやいていました。・・・「とにかく県の教育予算を増やすしかありません」と校長先生がはっきりと言われましたが、私もその通りだと思います。・・・
文科省の調査では、愛知県の高等学校全日制過程生徒一人当たりの経費は、２０１１、１２年度は４７都道府県中４７位、２０１３年度は４６位と全国最低クラスです。仮に全国の平均水準に到達するには、単純に計算すると年間、約２５０億円の増額で県下の高等学校の日常の運営や教育環境が大きく改善されます。・・ 春日台特別支援学校を視察しました。・・・教室の暖房設備は古く、ボイラーで沸かしたお湯を蒸気にして部屋を暖めるのですが、ほとんど効果もなく、子どもも先生も上着を着ていました。小学低学年の子どものお母さんから、「教室が寒くて子どもも先生も防寒着を着て授業をやっている、なんとかならないですか」と、切々と声が届いたばかりです。 また暑い夏も冷房のない教室では子どもたちは保冷剤を首に巻くそうです。トイレも県立高校に負けないくらいの古さで、「何とかならないかしら」と先生がつぶやいていました。・・・「とにかく県の教育予算を増やすしかありません」と校長先生がはっきりと言われましたが、私もその通りだと思います。・・・