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[2016年12月12日]振興環境委員会(振興)下奥議員

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〔未定稿 文責:日本共産党愛知県議会議員団〕

大規模展示場建設とカジノを含む統合型リゾート施設誘致の関係は!?

【下奥奈歩委員】

 大規模展示場について質問します。

 今、国会でカジノを含むIR整備推進法案が審議中です。そんな中、12月9日付の中日新聞で、常滑商工会議所が中部国際空港島にホテルやアミューズメント施設をを萎えた「統合型リゾート施設IR」の整備を検討するよう求める要望書を知事に提出したと報道されました。その要望書の中には、大規模展示場の開業に合わせた街づくりビジョンも提案されていたということも報道されていました。

 そして、知事はその要望書に対して「IRは展示場に多くの国際会議や展示会を呼ぶための弾みになる。県としてメリットと課題を研究したい」と述べたと新聞に記事がありました。

 そこで伺います。大規模展示場の整備の目的は、IR整備やカジノ構想を推進するためのものではないですよね。また、大規模展示場を理由に、カジノを含む統合型リゾート施設が誘致されることが懸念されますが、どのようにお考えですか。基本的な見解を伺います。

 

【大規模展示場準備室長】

 展示場は、愛知の産業力を高めるための産業インフラとして推進をしてきているものであり、2019年秋の開業に向けて、引き続き、粛々と取り組んでまいりたいと考えている。

 カジノを含む統合型リゾート施設については、まずは県としても、常滑商工会議所と意見交換しながら、大規模展示場周辺での実現可能性、メリット、課題などにつきまして、検討を進めてまいりたいと考えている。

 

【下奥奈歩委員】

 大規模展示場は愛知の産業力を発信していくのが目的といいつつ、カジノを呼び込むきっかけづくりに利用されるというのは、おかしいと思います。大規模展示場とは切り離して考えるべきことではありませんか。

 

【大規模展示場準備室長】

 常滑商工会議所から要望をいただいており、常滑商工会議所は、統合型リゾートについて、広い意味での多くの人を集客できると言っている。こうした常滑商工会議所の意向も踏まえながら、県としても、大規模展示場周辺で、実現可能性、メリット、課題について検討していきたいと考えている。

 

【下奥奈歩委員】

 いろいろお答えいただきましたが、問題は、そういう決まっていないこと、まだ国会で議論中のことを知事が勝手に、推進する前向きのようなことを述べたことです。中日新聞記事にある、知事がコメントで「商工会議所が立ち上げる委員会と情報交換し、検討する。IRは国際的な観光集客のために魅力ある施設となり、地域経済の振興にメリットがある一方、犯罪防止や治安の維持、ギャンブル依存症の要は負の側面にどう対応し対策をとっていくか、国全体で考えないといけない」といったことは極めて重大な問題だと思います。このことについて県はどう認識しますか。

 

【大規模展示場準備室長】

 大規模展示場を県は整備している。大規模展示場に数多くのMICEを呼び込んでいくためのはずみになるということを申し上げた。今後の検討は、実現可能性、課題、メリット、デメリットについて研究、検討していくということである。

 

【下奥奈歩委員】

 今国会で成立が狙われているカジノ解禁推進法案について「朝日」「毎日」「読売」「産経」が 社説・主張で一斉に取り上げ、法案の内容や採決を急ぐ強引な姿勢を批判しました。

 その中でも、珍しく読売新聞が「人の不幸を踏み台にするのか」という見出しを掲げ報道しました。読売の記事の中で、観光や地域経済の振興といった効用を自民党が強調していることについて、「海外では周辺の商業が衰退したりするなど、地域振興策としては失敗した例は少なくない」と反論しています。「そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となっています。ギャンブルにはまった人や外国人環境客の散財に期待し、人の不幸や不運を踏み台にするものであり、極めて不健全である」と厳しく指摘しています。

 さらに、カジノは、未来ある若者を狂わせるものです。そういったものに、前向きな姿勢を示す知事の態度は非常に歪んでいます。大規模展示場をカジノを含む統合型リゾート施設を呼ぶためのものにするのは言語道断です。そういった問題も含め、やはり大規模展示場は白紙も含め見直しをするべきだと思います。

 

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