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[2016年12月12日]振興環境委員会(振興)下奥議員

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〔未定稿 文責:日本共産党愛知県議会議員団〕

あいち航空ミュージアムについて

 

【下奥奈歩委員】

 第144号議案 平成28年度愛知県一般会計補正予算と、第153号議案愛知県国際展示場条例の制定、大規模展示場建設工事の工事請負契約について質問します。

 まず、今回補正予算で、あいち航空ミュージアムのオープンに向けて、展示コンテンツ整備費約8億8千万円が計上されています。ミュージアムの展示は、実機4機と、名機100選の展示が予定されています。

 そこで伺います。展示コンテンツの整備ということですが、具体的な中身は、他にどんな内容が決まっているのでしょうか。また、8億8千万円の積算根拠をお示しください。

 

【航空対策課主幹】

 あいち航空ミュージアムの展示コンテンツの詳細につきましては、ミュージアムへの注目度や話題性を高めるなど広報戦略の観点から、オープンに向けて、順次、お知らせしてまいりたいと考えている。事業費については、こうした展示コンテンツの製作・設置するため、実施設計を行っており、その実施設計の中で積算された事業費を、補正予算案として計上させていただいたものである。

 

【下奥奈歩委員】

 今現在わかる範囲で結構ですので、できるだけ具体的にお示しください。

 

【航空対策課主幹】

 実施設計の詳細とコンテンツの中身は、密接不可分のものである。ミュージアムの注目度や話題性を高めるという観点から、オープンに向けて、順次、お知らせしてまいりたいと考えている。

 

【下奥奈歩委員】

 次に、議案説明の時に県当局からいただいた議案資料の中に、来場者が航空機の歴史やしっくみなどを学習する施設になるように制作する、と記載がありました。

 そこで、名機100選などの展示にあたり、「航空機の歴史」をどういう説明をして若者や、子ども達を含め来場者にどう伝えるか、ここが大事な点だと思います。

 まず伺います。県は、航空機の歴史認識についてどう認識されていますか。また、航空機の歴史について何を伝えていこうと考えていますか。答弁を求めます。

 

【航空対策課主幹】

 過去からの歴史の積み重ねが、現在の航空機産業の礎を築いたものと考えている。それが、この地域の日本一の航空機産業の集積につながり、我が国の航空宇宙産業を牽引する地域に発展したと考えている。次代の航空機産業を担う人材育成が、「あいち航空ミュージアム」の持つ使命の一つであり、飛行機の飛ぶ仕組み等といった基礎的な事項のみならず、モノづくりにかけた先人たちの技術や情熱等も伝えていきたいと考えている。

 

【下奥奈歩委員】

 私たち若者が受け継いでいくべき歴史の認識が極めて不十分ではないでしょうか。航空機技術の発展とすばらしさを否定するものではありませんが、技術が素晴らしいだけではいけないと思います。負の歴史抜きでは航空機の歴史は語れません。

 次に、私は、今年の夏に各務原航空宇宙博物館へ視察に行ってきました。航空機がいったいどんな展示の仕方になっているのかを見てきました。

 そこでは戦時中の軍用機も含めいろんな航空機の展示がありました。印象的だったのは、軍用機の説明に一言も負の歴史や、過去の反省、二度とものづくりを軍事利用させない…ということがなかったことです。展示にあったのは、ゼロ戦の説明では「世界トップレベルに迫る日本航空時技術市場艦上戦闘機の傑作」という記載のみで、知覧からくる飛燕の紹介動画でも、負の歴史には触れずに、夢いっぱいに紹介されていました。

 あいち航空ミュージアムも、軍用機の展示が戦闘力やフォルムの賞賛、技術面ばかりになり、高い技術が軍事利用されてしまった負の歴史に触れないんじゃないかと大いに危惧するものです。

 そこで伺います。名機100選の展示をする際、すばらしさに加えて、軍事利用された反省と、高い技術力だからこそこれからは平和利用を、ということも歴史として若者や子供たちに伝えていくべきと考えますがどうでしょうか。

 

【航空対策課主幹】

 名機百選は、我が国の航空史において、先駆け的な役割を果たしたもの、航空機の開発、技術の進歩に貢献したものなど100機の航空機を、25分の1スケールにて再現した超精密模型である。展示にあたっては、航空機の技術的な特徴を、パネル等を使って紹介し、日本の航空史、航空機産業の変遷を学んでいただけるような展示にしてまいりたいと考えている。

 

【下奥奈歩委員】

 県として、負の歴史や反省、平和利用へのメッセージの伝え方に及び腰な姿勢であることは持奥の若者たちが影響を受ける博物館だけに重大問題だと思います。

 先ほども申し上げた通り、航空技術の発展には異論はありません。しかし、高い技術が戦争に進む中で、軍事利用されてしまった歴史と、二度と軍事利用させない、平和のための利用にしていく、こういうことを冷静に伝えていくことが歴史も学べる博物館の役割ではないでしょうか。県として、負の歴史をしっかりと認識し、その上に立った歴史の伝え方、展示の仕方を考えていくことを強く求め、次の議案の質問に移ります。

 

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