8月10日(火)県政懇談会を豊橋で行いました。
昨年度は3回、名古屋市内で行ってきましたが、県政の問題を市外の方にも知らせていきたい、と今年度は名古屋市外の各地でやっていこう、ということで、今回は下奥議員の地元である豊橋です。順次各地で開催したいと思います。日時・場所などはまたお知らせしますので、お近くの方はぜひご参加いただきたいと思います。
まず、大村県政の特徴をスライドを見てもらいながら、わしの議員が報告しました。
大企業応援、大型開発、大規模イベントの呼び込み、それにかかわる整備などに力を注ぐ大村県政です。道路関係の予算は総額884億円以上、常滑の空港島に建設予定の大規模展示場に340億円以上(プラス土地代)の予算となっています。中部国際空港の第二滑走路建、三菱重工のための航空ミュージアム建設、自然を破壊する無駄な設楽ダムに県費をどんどんつぎ込んでいく計画です。
一方で福祉・教育はというと。47都道府県のうち、40位以上のものはありません。生徒一人当たりの公立中学校費、中学卒業者の進学率は文字通り最低の47位というありさまです。民生費を見ても、人口一人当たりの衛生費は46位です。児童一人当たりの公立小学校費、公立高等学校費は45位と、全国最低レベルです。
そんな中でも、県民のみなさんとの申し入れや要求などにより、県営住宅の修繕費がわずかながら増えてきています。県営住宅は築40年以上経過している建物が多く、建替えや大規模修繕が必要になっているので、年間数億円の増額ではまだまだ足りない現状であります。しかし、住民のみなさんと共に声を上げていくことの成果です。
次に、6月議会の報告を下奥議員、わしの議員から行いました。
下奥議員からは、振興環境委員会での質問と、最終日の反対討論について。
振興関係では、大村県政の特徴でも上げた、大規模展示場、航空ミュージアム、そしてアジア競技大会誘致など、収支の見通しもなく、議会や県民の声を聞くことなく進められていることについて追及したことを報告しました。その一方で、地域で生活する方たちの「地域の足」となるコミュニティーバスへの補助を求めたことを報告しました。
また、環境関係では、水の需要もなく、自然破壊になる、地盤に問題もあることから、設楽ダムの建設は必要ないという立場で質問をしたこと。食品不正転売が明るみになったダイコー(株)の問題で、県の責任を追及したことを報告しました。
反対討論ではこれらの他、保育士の配置基準を緩和する条例改正について、「子ども達の一日一日の発達の保障がさせなくなる。安心して子どもを預けられる環境を作るために保育の質を確保することが必要」と述べたことを報告しました。
保育士の配置基準を緩和することについて、近年の認可保育園での事故が増えていることを上げ、「朝・夕の子どもの少ない時間帯では無資格のものでもよい、とする基準緩和は許されるものではない」と追及したこと。そして、がんセンターを民間へ売却することについて、「長年慣れてきた病院を壊したくない」という地元のみなさんの声を紹介し、「県は、地域の思いをくみ取って対応するべき」と要望したことを報告しました。
参加者の方からもたくさんの質問、意見をいただきました。
県立の学校の老朽化を何とかしてほしい。県に要望しても「お金がない」と言われる。
大村県政の姿勢がよく分かった。
教育にかける予算が全国最低なんてはずかしい。
他にもたくさん感想、要望を寄せていただきました。
住民のみなさんの声を大切にし、県政に届けるようこれからも頑張っていきます。よろしくお願いします。