24日県立名古屋西高校へ視察に行ってきました。門を入ってすぐの玄関前には立派なソテツの木があります。これは空襲で全焼した時に焼けてしまったのですが、次の春に新しい芽が出て育ったもので、復興・発展への希望です。
100周年を迎えた伝統校であるだけにやはり建物は古く、築60年以上たち老朽化は深刻です。30年たったところで大規模改修がされ、その後は、耐震工事は進み、H27年度で完成、体育館の吊天井は来年取り外す予定です。体育館の吊天井はトンネルの崩落事故や地震で崩れ落ちた事故などもあり、子どもたちの安全のための工事ですが、その間(約半年の間)部活動や授業にも支障が出ます。代わりの体育施設を地域のスポーツセンターなどを借りることになりますが、その費用は県からは出ず、学校で工面しなければなりません。
トイレは一部洋式になってはいるもののタイルがはがれ、古さは補えていません。また、教室は雨漏り(現在は屋根の防水をしたため止まっているということですが)がひどく、3階(最上階)の教室では雨が降ると別の教室に移動して授業をしている状態でした。教室の空調もエアコン設置は同窓会日から、電気代はPTA会費と一緒に生徒から徴収して賄っています。最低でも天候を気にせず授業に集中できる環境は必要です。
生徒たちは明るく、部活動にも熱心に参加しています。私たちが会った時も明るく挨拶をしてくれました。
子どもたちの成長のために県の役割をしっかりと果たしていくことが求められます。