11月20日(金)長野県に視察に行ってきました。
- 長野県内大学進学のための入学金等給付事業
- 長野県の少人数学級の状況
- 「長野県の未来を担う子供の支援に関する条例」の制定
について県の担当者の方からお話を伺いました。
1.の入学金等給付事業については、世帯の収入や、高校での成績など条件はいろいろあるものの、入学金、受験料などまとまった金額が必要であり、準備が困難な家庭にはとても助かる制度です。30万円を上限に30人の定員ということで金額的にはわずかですが、昨年度から始まり、全国でも初も試みという注目すべき施策です。
2.の少人数学級については、長野は小学一年生から中学3年生まですべての学年で35人以下を基準にし、教科によっては、30人以下の少人数授業をしたり、31人以上35人までの学級には0.5人の非常勤教師が配置されるなど、きめ細かく教員を加配しています。先生からは「子ども一人一人と向き合って接することができるようになった」親御さんからも「子どもが落ち着いているようで安心」という声が上がっているそうです。
3.の子どもの支援に関する条例では、その前文に「子どもは、社会の宝であり、一人一人かけがえのない存在である。」から始まる知事自らの思いが掲げられています。新しくできた子ども支援センターでは、常時2名体制で電話相談や面談、メールでの相談に対応しています。支援センターを知らせるチラシ・カードを配った4月当初は相談件数が非常に多く、時間がたつにつれ少なくなってはいるが、7割以上が子どもからの相談であった。始めたばかりの事業なのでもっと周知していくことが必要だということでした。
どの項目についても、子どもの成長を、県を上げて支援する姿勢が表れていました。
共産党の長野県議団の控え室にもお邪魔させていただきました。8人の議員団の部屋は明るくて広く、長野のおいしいリンゴをいただきながら交流をしました。