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へき地医療の拠点を維持せよ

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東栄医療センター充実をせまる

東栄町で医療を守るたたかいが続きます。
 町は昨年4月に町立東栄病院を医療センター(診療所)に格下げし、今年4月から人工透析を中止。入院病床も廃止していくとしています。
 しかし、「病院守れ」の町民世論が高まり、昨年4月の町議選で日本共産党の浅尾もと子議員が当選。同党議員空白を克服しました。
 もとむら伸子衆院議員(比例東海)は今年1月28日の衆院総務委員会で、5つの国財源、(①不採算地区特別交付税②医師確保の特別交付税③地域再生事業費④国保直営診療施設助成⑤地域医療介護総合確保基金)を、東栄医療センターに活用できることを示し、総務大臣や厚生労働副大臣から前向きの答弁をえました。 
 愛知県社会保障推進協議会など医療福祉団体の共同組織は今月6日、5財源の予算化を東栄町と協力し実現するよう求める要請書を大村秀章愛知県知事あてに提出しました。
 東栄町では1日、新城地域腎友会主催の地域医療シンポが開催され医師、看護師、透析患者が透析治療の継続を訴えました。
 10日の東栄町議会で浅尾議員は、財源と医療スタッフ確保の根拠を示して「透析は継続できる」と訴えました。しかし、 村上孝治町長は、透析中止の方針を変えませんでした。
 議会を傍聴した町民らは「お金も人も見通しができたのに町長はなんだ。あきらめない」と怒っています。

東栄医療センター

東栄医療センターは、北設楽郡東栄町が運営する公設診療所(有床)です。東栄町は、新城市・設楽町・豊根村とともに東三河北部保健医療圏を構成しています。この医療圏は、総人口58000人ですが、65歳以上の高齢者が35%を超え、県内で最も高齢化がすすんでいる地域です。 当医療圏は、医療機関が少なく、病院(病床数20以上)は5施設ありました。北設楽郡では、東栄病院が唯一の病院、貴重な救急指定病院でした。 ところが町は昨年4月、医療従事者の確保が困難、人口の減少、病院会計の赤字を理由に、町立東栄病院を医療センター(診療所)(20床未満)に格下げし、今年4月からは人工透析(10床)を中止しようとしています。そして、新診療センター建築を契機に、入院病床も廃止し、外来だけの診療所にしていくとしています。北設楽郡から病院がなくなる事態となり、地域そのものの「崩壊」が懸念されます。

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