県政の窓

環境・公害団体が知事交渉(2019.7.30) 

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リニア・設楽ダム・カジノ反対

 愛知県内の環境問題や公害被害者の団体でつくる「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせ行動実行委員会」は7月30日、大村秀章知事と交渉しました。
 リニア中央新幹線の問題で会側は、品川-名古屋間の2027年開通を至上目的とするような発言を繰り返している大村知事の姿勢を批判。「名古屋駅周辺ではリニア工事で住民が立ち退かさている。県に住民を守る立場はあるのか。JRは説明責任を果たしていない」と追及しました。大村知事は「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会総会の席で万全を期すようJRに求めた」と答えました。
 設楽ダムの問題で会側は、今春の少雨で東三河の水源である宇連ダムが空になったにもかかわらず、他の水源施設の稼働で水供給が絶たれることがなかったことを示し、県がダム事業から撤退するよう求めました。大村知事は「豊川は水系が大きくない。設楽ダム建設は東三河地区の総意」と建設推進のの立場を示しました。
 会側は、「ギャンブル依存症対策はギャンブル場をつくらないこと」と、中部国際空港周辺へのカジノを含むIR施設の誘致をしないよう求めました。大村知事は「8月30日に愛知県国際会議場が開業する。MICE(マイス=会議や見本市)を核とした国際観光都市を目指す。依存症対策は、今年度は電話相談など1300万円予算を組んだ」と答えました。

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