21日、わしの恵子議員としもおく奈歩議員は大村県知事にたいし、豚コレラの感染拡大を受け、被害農家への支援、拡大防止などを要請しました。
応対した農林水産部畜産課職員は、「2月議会につなぎ融資や殺処分豚の損失保障などの補正予算を提出する。移動制限について健康な豚は出荷できるように対処する。ほとんどの農家が事業再開の意思を持っているので県がリードしていく。
豚コレラの発生原因、感染経路の解明等は国が専門家を派遣しているがイノシシや小動物が介在しているので時間がかかる。」と答えました。
申し入れ全文をご紹介します
2019年2月21日
愛知県知事 大村 秀章 様
日本共産党愛知県議団
団長 わしの 恵子
豚コレラ対策についての申し入れ
日々の活動に敬意を表します。
豚コレラについては2月6日に豊田市での発生が確認されてから、田原市でも豚コレラが確認されて殺処分、移動制限などの措置がとられる事態となっています。
田原市では1万5千頭にも及ぶ殺処分が行われましたが、市内の養豚農家をはじめ不安は広がっています。
殺処分が行われた農家では、事業再開に向けて相当な時間がかかることが想定されますし、その費用負担も計り知れません。
また、ワクチンの接種について養豚農家からの要望があり、田原市などから愛知県に対してワクチン接種の要望が寄せられています。
豚コレラへの対策は中長期的な視点を持って取り組むことも求められています。
つきましては、下記の点について申し入れます。
記
1.殺処分、移動制限などによる被害に対しての補償を確実に行うこと。
2.殺処分となった養豚場における養豚の再開に対して、やる気を持って再開に取り組めるよう充分な県独自の財政的支援を抜本的に行うこと。国に対しても事業再開についての財政的支援を求めること。
3.豚コレラの発生原因、感染経路の解明等を行い、再び豚コレラの発生が起こらないように対応すること。
4.ワクチン接種について、養豚農家や地元の要望もふまえて国に必要な要請を行うこと。
以上