11月1日水曜日、愛知県原水協、愛知県平和委員会、安保破棄愛知県実行委員会、比較の政府を求める愛知の会の4団体の方々と、県との懇談が行われました。
わしの、しもおく両議員が参加しました。
団体の代表の方から、冒頭、「ヒバクシャ国際署名」への首長の賛同を求めました。
これは、県議会の本会議一般質問で、2017年の2月議会でわしの議員が、そして、9月議会でしもおく議員が知事に求めています。
これに対する県当局の答弁も、今回の団体への回答も、全く態度は変わらず、「核兵器の廃絶は、人類の誰もが願う共通の思いであります。しかし、国際情勢などをふまえた国の考え方があり、署名については慎重な対応が必要である」ということでした。「慎重に検討するのであって、決して署名をしないということではない」と言われましたが、もっと積極的に平和を守る行動に移すべきです。
また、三菱などでの、F35の修理点検の問題については、「国家の安全保障に関すること。国が責任をもって取り組むべきこと」との回答でした。住民の命と暮らしが脅かされ、不安の声が多く出ている中で、自治体として責任を負っているとは思えません。
名古屋港への米軍艦船の入港の問題では「国が、寄港の通知があった場合には核兵器の搭載の有無はすでに確認されているものと理解している」とまるで国任せです。しかし、神戸港や四日市港は米艦船を入港させていません。団体の方からは、県として、他の港の状況を調べることを求めました。
原爆パネルについては、毎年地下鉄の地下連絡通路など県内4カ所で展示をし、貸し出しついてもホームページで知らせる、また、学校から要請があれば貸し出しも行っている、ということです。せっかくの財産です。貸し出しや企画についてもっと幅広く知らせる努力をしてもらいたいものです。
県が「本県では、昭和38年に県議会において平和県宣言が決議され、今日まで、そうした精神で行政運営を行っております。今後とも、平和県宣言の精神に沿って行政運営を行ってまいりたいと考えております」と回答している通りに、これからの努力に期待します。
私たちも平和な愛知、平和な日本を守り続けるために努力してまいります。