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[2017年6月28日]振興環境委員会・請願に対する賛成意見(しもおく議員)

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 本委員会に付託されました「設楽ダム事業からの撤退を求める請願書」に賛成の立場から討論を行います。

 請願趣旨にもありますように設楽ダム計画の根拠になっているフルプランの需要予測が過大であったことがはっきりと明らかになりました。

 また、設楽ダムをつくれば趣旨にも書いてありますが、三河湾にも深刻な影響を与えます。

 三河湾の汚濁が進んだ原因をして考えられるのは、一つは、三河湾、特に渥美湾は流入河川の水量が少ないため、湾内外の水の交換が悪い。二つ目は、豊川用水開発などに伴い、流入河川の水量がさらに減り、湾内外の水の交換がより悪化したことです。

 汚濁の酷い湾内の水がきれいな外海の水と交換が低下すると集水域から流入した栄養塩や有機物、湾内の植物プランクトンによって生産された有機物などが一層湾内に蓄積されやすくなっていきます。 

 そこに、さらに設楽ダムで流量の減少が起これば、下流域では、水量の減少によって汚れと塩水化が進み、魚類や底生生物に影響が出るということが懸念されます。また、流量の減少によって三河湾の海水交換作用がさらに衰え、水質汚濁をより悪化させることになります。

 ただでさえ、埋め立てで自然の浄化作用が失われてアサリをはじめとする生き物たちの居場所が奪われ、生物の循環がたたれているのに、これ以上の環境破壊は言語道断です。

 愛知県が設楽ダム貯留水に設定した水道用水の使用権を取り下げることによって、設楽ダム建設の法的根拠は失われます。設楽ダムはひとたび建設されてしまえば、三河湾の環境が破壊されて、私たち若者や次の世代にわたり極めて重大な影響を及ぼします。

 設楽ダム建設は、冷静かつ科学的に再検討し、設楽ダム事業からの撤退を私からも強く求め、請願に賛成します。

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