7月26日に「健康を環境を守れ!愛知の住民一斉行動」が行われました。
9時半からの知事との話し合いには、わしの議員が同席しました。
1)リニア中央新幹線について 2)西尾一色町生田区内の新規産廃処分場事業について3)東海道新幹線沿線の騒音について 4)設楽ダムについて 5)河川の環境基準の水域類型引き上げについて 6)公害の教訓を後世に の6項目です。
リニアの環境影響評価書については、知事が55項目の意見を出されました。しかし、工事は深夜3時まで行われているという非常識な現状に知事はどう対応するのか。新幹線騒音に関しても、環境基準が定められて40年も経つのに6割しか達成されておらず、技術が発達した分騒音を減らすのではなくスピードを上げることを知事も容認するのか。など厳しい質問が住民から出されました。知事は、住民説明会をしっかりすることや騒音レベルを下げることを「引き続きJR東海に要請していく」と述べるにとどまりました。
設楽ダムについては、環境破壊や防災の観点からも悪影響が懸念されることから、ダム事業の撤退を求めましたが、知事は「様々な意見を積み重ね決まったこと」と、推進の立場をさらに明らかにしました。
他の項目についても、努力するということで具体的には言及されませんでした。
10時半からは部局との話し合いで、しもおく議員も同席しました。
・名古屋新幹線公害対策同盟連合会・名古屋新幹線公害訴訟原告団
・リニアを問う・愛知市民ネット
・リニアを考える愛知県連絡会
・中部国際空港・関連開発問題を考えるネットワーク
・空港を考える市民の会
・設楽ダムの建設中止を求める会
・矢田・庄内川をきれいにする会
・三河湾沿岸の環境・生活・産業を守る会
・道路公害反対愛知県民会議
・渥美自然の会
・愛知県保険医協会
の各団体から、愛知県への要請に対し、あらかじめもらった回答をふまえ、絞り込んでの質問、要望が出されました。
住民が知りたい情報がなかなか知らされない状況が明らかになりました。住民の声をしっかりと聞いて、住民のための県政を進めてほしいとものです。