蟹江町はゼロメートル地帯が広がる地域です。地図を見ると本当に川に囲まれた地域であることがよくわかります。
わしの議員は「蟹江町希望の丘広場」を視察しました。前の町会議員に案内していただき、緊急避難所に指定されている「希望の丘」(命山)と、指定避難所になっている建物を見せていただきました。
この敷地は、蟹江高校の跡地で、フットサルコートや、バーベキュー設備があります。建物の中には会議室や、マルチスペースがあり、日ごろは一般に貸し出しています。災害時には3階、4階にある広いスペースで一定期間滞在できます。
蟹江町のハザードマップを見てみると、堤防が破堤した場合、15分で水深30センチに達する地域が川沿いに広がっています。水深が30センチになると歩いて避難するのが非常に難しくなります。
11か所の「緊急避難場所」22か所の「指定避難所」6か所の「避難所」があります。また、民間の商業施設や高層マンションも12か所「緊急避難所」として協力してくれています。
しかし、緊急避難所まででも、高齢者の足では時間がかかったり、十分な広さではなかったりなど、まだ十分とは言えない不安もあります。
緊急の災害時に住民の命を守ることを最優先に考えなくてはいけません。
避難所を後にし、JRの踏切も見に行きました。この踏切には歩道がありません。
駅のすぐ横の踏切で、渡った先にはショッピングセンターもあり、人も車も非常に交通量の多いところです。車同士がすれ違うだけでもギリギリの巾しかなく、歩行者や自転車が渡るときは車は動けず、ラッシュの時間帯でもないのに渋滞になっていました。事故も多いとのことです。
地域の住民の方が安心して生活できるよう、改善が急がれます。