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[2016年11月25日]2017年度愛知県予算に関する要望書提出

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 11時から、知事あての要望書を事務次長に手渡し、予算に関する要望をしました。

 非常に多項目にわたる要望ですが、住民のみなさんや、労働者、若者、子育て世代、高齢者の方からの切実な要望が詰まったものです。

 その中でも特に重要項目について口頭でお話をしました。(要望書は全文下記にリンクがありますので是非ご覧ください)

 (1)の6 介護労働者の賃金は一般産業労働者よりも年間で、平均9~10万円も安く、労働実態も、夜勤を1フロア(20人ほど)一人で行うという過酷なものになっています。事故がどの施設でもいつでも起こりうる状況を改善すること。

 (1)の12 軽度・中程度の難聴児への補聴器補助を県として行っていないのは、愛知県と、大阪府、神奈川県の全国で3府県のみです。子どもの発達に補聴器は欠かせないもので、聞こえ具合や成長に合わせて5年ごとに作り直す必要があります。家庭への負担は非常に大きいものです。「国に求める」ではなく、県として補助制度を作ること。

 (2)の6 「子どもの貧困」対策は抜本的に行わなければなりませんが、調査・文責結果を待つことなく、「今」必要としている子どもたちの居場所を緊急に作ること。

 (3)の3 愛知県は2004年度に小学1年、2008年度に小学2年、2009年度に中学1年と少人数学級を進めてきましたが、その後は変わっていません。少人数学級を早急に実現して、教師を非常勤ではなく、正規教員を増員すること。

 (3)の5 特別支援学校の空調は肢体不自由児の学校を除くと、普通教室にも整備されておらず、夏は暑く、冬は教室の中でコートを着て勉強している状態です。共産党のもとむら伸子議員も国会で質問をし、馳(当時の)文科大臣も視察に来ました。どの子ども達も良い環境の中で学習できるよう空調整備をすること。

 (3)の6 日本の大学は授業料が非常に高く、半数以上が奨学金を借りています。大学4年間で300万円ほどになり、大学院まで行くと1000万を超える学生もいます。卒業しても待っているのは借金の返済であるという現状を改善すること。

 (3)の12 県民の税金をどんどん注ぎ込むのではなく、簡素にすること。そして、県民にとっての身近なスポーツ振興に役立つ大会にすること。大規模開発の口実にするのではなく、純粋に国際平和・友好・スポーツに親しむことを根底に据えること。

 (4)の1 若者をブラック企業から守るため、情報公開をして県としても企業に労働条件の是正を求めていくこと。「ブラック企業規制条例」を愛知県で策定すること。

 (4)の3 過労死のもととなっている長時間労働を規制すること。知事が企業に申し入れることも含め、労働環境を買い依然すること。

 (4)の11 学生への相談窓口の拡大や周知をすること。ポスターを作り、コンビニに貼りだすなど前進はあったが、さらに広め、アルバイトの学生や卒業生の働く環境を改善すること。

 (4)の13 「働くルールのリーフレット」も増刷され、活用されているが、引き続きリーフレットを増やし、若者たちに労働に関するルールを広く知らせること。

 (7)の1 県営住宅は老朽化が激しく、手すりをの塗装がはがれ錆がひどい。ベランダに布団も干せない、階段の手すりにつかなると錆がつく、など住民からの要求も多く上がっています。一般会計を投入して住環境の改善を早急に行うこと。

 (7)の2 最近高齢者の自動車事故が多発しており、免許証の返還も進んでいるが、生活するには自動車は必需品である地域もあります。地域の足である「巡回バス」を充実させるため、県としても補助をして、住民が安全・安心に暮らせる地域づくりを進めること。

 (10)の1 リニア中央新幹線は、3兆円の財政投資が行われることになり公共事業と言えるが、エネルギー浪費、環境破壊、健康被害などが指摘されています。また、発生残土が、瀬戸市に集中すれば沿線の環境は大変悪化します。工事前の物件調査をすること。

 (11)の1 南スーダンPKOへの「駆けつけ警護」をもりこんだ閣議決定の撤回と、安保法制の廃止、集団的自衛権容認の閣議決定の撤回を政府に求めること。

 (11)の2 被爆者の平均年齢が80歳を超えています。被爆者が国際社会に訴える「ヒバクシャ国際署名」に知事が応じていただくこと。

 

 2017年度愛知県予算編成に関する要望書

 

 

 

 

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