〔未定稿 文責:日本共産党愛知県議会議員団〕
手話言語の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例案について
【わしの 恵子 委員】
ろう教育では、国際的に読唇と発生練習を中心とする口話法が推進され、日本でも学校での手話の使用が事実上禁止され、多くのろう学校では積極的に教授されなかったと伺っています。こういう中で障害者基本法の改正によって、手話が言語として認められたことは、障害者の人権が認められた画期的なことだと思います。また、障害者が社会的に差別を受けることなく暮らせる社会環境を作るうえで大きな役割を果たすものだと思います。
そこでお聞きしたいのは、愛知県として条例制定を受けて、手話通訳者の配置など、手話言語の普及などに力を入れることが求められると思いますが、今後どのように取り組んでいくのか伺います。
【障害福祉課 主幹(地域生活支援)】
今後の取り組みについて、障害者基本法で手話が言語と認められたところではありますが、まだ社会の理解が十分に進んでいないということは、十分に認識しているところでございます。
まずは、手話がどういうものであるかを知っていただかなければならないですし、様々なコミュニケーション手段がどういうものであるかということも知っていただかなければならないということで、普及啓発をしっかりとやっていこうと考えております。さらに、手話を利用しやすい環境づくりを進めていくことが非常に大事であると考えておりますので、手話通訳者の養成でありますとか、手話を学ぶ機会の確保などにつきましては、新たに設置をいたします部会の意見をよく聞きながら、取り組んでいきたいと考えております。
【わしの 恵子 委員】
答弁をいただきました。手話が県民運動として広がっていくような運用をしていただきたいと要望をいたしましてこの質問を終わります。