8月26日名古屋市議団の山口市議、高橋市議、青木市議とともに、わしの県議がポートアイランドの視察を行いました。
本年度の名古屋港管理組合議会では、ポートアイランドへのアクセスルートを調査するための予算がついているそうですが、現実問題として、ポートアイランドはどこの自治体に帰属するかすら決まっていません。法律上は陸地ではなく海の扱いのままです。もちろん何に利用するのかなども決まっていません。
埋め立て地は緑におおわれており、野鳥の会などは、希少な生物がいる可能性も考えているため、中部整備局では気を付けてみているということでしたが、現在はそういうケースを見かけてはいないとのこと。ただ、工事が終わるとどうなるかは不明です。
5メートルの高さまで壁を作り、その中に土砂を入れていましたが5メートルはすぐいっぱいになり、さらに積みあがっています。雨風によってなだれ落ちることがないようにと、高潮防波堤の内側のところはさらに高く壁を作っているところでした。18メートルまで積み上げる予定だそうです。水分を取り除いたり、重みで圧縮されたりもしていますが、あと3年ぐらいでいっぱいになるということです。
この土砂をどうするかということで出ているのが、中部国際空港の2本目滑走路に使おうということです。すでにアセスの手続きに始まったところと聞いています。また、人口干潟に使えないかと、この浚渫土砂で貝が育つか実験をしていることもお聞きしました。もともと川から流れ出た砂と海の砂なので無事成長しているそうです。
ポートアイランドについても、その後の利用方法について、何をつくるかによりますが、もし建造物をつくるなら地盤改良は確実に必要となります。これだけ広大な土地は、メガソーラーの設置などもとお話しがありました。
どのように利用するかも決まらず、ましてや今はまだどこの土地かも決まっていないポートアイランドへのアクセスルートのための調査など今やらなくてはならないことではありません。