しもおく議員は、2月議会で出された請願「降下ばいじんの規制値について」の採択を求める賛成意見を述べました。採決は、しもおく議員以外は全員反対で否決されました。
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(文責:日本共産党愛知県議団)
2019年3月14日振興環境委員会環境部 しもおく奈歩議員
請願「降下ばいじんの規制値について」の賛成意見
「降下ばいじんの規制値について」の請願に賛成の意見を述べたいと思います。
請願の内容にもあるように、「洗濯物が黒く汚れる」「洗車したのにすぐにざらざらになる」など、東海、知多両市で“降下ばいじん”による苦情が続いています。
降下ばいじんとは、空中を舞うほど細かい物質です。ここの場合、鉄、石炭、石灰が主なものとなっています。子どもたちも含め、ぜんそく・せき・気管支炎といった健康障害を心配する声が上がっています。地域の方からは、「劣悪な環境を子の代まで残すことは絶対に許せない」「行政と企業は真剣に住民の声を聞く姿勢を持ってほしい」と声があがっています。
東海・知多の両市は製鉄所が集中する「鉄の町」です。とはいえ「環境万博」を開催した愛知で、高度経済成長期のような目に見える公害が今も続いているのは異常です。
環境首都あいちというのなら、将来にわたって良好な環境を維持していくために、環境汚染を規制し、県民の健康・暮らしを守る立場にたつべきことを求め、賛成の意見とします。