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大村愛知県知事「事業者から意見募集」常滑市中部空港島〝誘致に前のめり″

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 昨年12月25日、安倍自公政権が「アベノミクスの目玉」として「成長戦略」に盛り込んでいるIR(カジノを中核とした統合型リゾート施設)をめぐり、カジノ担当の内閣府副大臣だった自民党衆院議員(離党)が収賄容疑で逮捕されるという重大事件が発覚しました。また、元郵政民営化担当大臣だった日本維新の会衆院議員は、3年前の衆院議員選挙中に贈賄側の中国企業の元顧問から100万円を受け取っていたことを認めました。
 自民党と維新の会は国民の批判を無視してカジノ関連法を強行してきました。20日から始まる通常国会では徹底解明が求められます。
 カジノとは民営の賭博(とばく)場のこと。賭博は刑法で違法とされています。ギャンブル依存症患者の増大や、治安悪化、地域荒廃などの原因になります。
 IRと略称される娯楽観光の中核は24時間かけ続けることができるカジノ。2018年8月に名古屋市内でおこなわれた市民学習会で鳥畑与一静岡大学教授(金融学)は、「IRの利益の大半を稼ぎ出すのがカジノ。依存症のリスクとともに富が海外に流出し地域経済にもマイナス」と指摘しています。
 愛知県は「国際観光都市の実現」をめざしてMICE(マイス=企業や団体の国際会議や見本市)の誘致をすすめています。昨年8月、常滑市の中部国際空港島に6万平方㍍の展示ホールを持つ愛知県国際展示場を開業しています。
 大村秀章知事は12月19日、空港島へのIRカジノの誘致に向け、事業者から意見を募集することを表明しました。誘致地の検討対象は空港島内の県有地50㌶。 

「IR型カジノ」の問題点
①カジノのもうけ優先でホテルや飲食代を安くするなど幅広く客を集める
②カジノ目的でない客もカジノに誘導し収益化する
③カジノ目的のリピーターを増やす
愛知カジノを考える会市民学習会(2018年8月26日)での鳥畑与一静岡大学教授の講演より

IR議連国会議員
国際観光産業議員連盟(IR議連)に加盟しIR・カジノ誘致を推進している愛知関係の現職国会議員は次の通り。
工藤彰三(衆院愛知4区)、長坂康正(衆院愛知9区)、伊藤忠彦(衆院愛知8区)、今枝宗一郎(衆院愛知14区)、酒井庸行(参院愛知選挙区)、青山周平、神田憲次(衆院比例東海)

市民に浸透はかるカジノ企業 ~記者ノート~

 年末、12月23日にフジテレビ系列(愛知県では東海テレビ)で放映されたボクシング中継を視聴してびっくりしました。リングのロープにカジノ事業に参入を狙う企業(米MGMリゾーツの日本法人)の広告が出ていたことです。
 同社のホームページを見ると、「最高級のホテルやカジノ」「素晴らしい舞台やライブ」「責任あるギャンブル」といった文言が並んでいました。
 市民への浸透を図ろうとする事業者の意図が透けて見えました。(村瀬和弘)

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